石仏・道祖神に会いに・・ 城光院の石造十王像  

 
場 所 長野県佐久市望月1432
 訪問日  2013年10月1日
 コメント  
 城光院は、望月の中山道望月宿の北西にある。
寺は、文明7年(1475)に望月城主の望月遠江守光恒開基、南浦清宗禅師が開山したといわれる古刹です。

境内には延宝年間の石造庚申塔や、江戸時代の石造十王像があります。


 ← 城光院の境内

 ← 案内標識の右に、十王像が見える。


  十王とは、仏教や道教などにおいて死者の魂を裁く十人の裁判官のことです。

  中国道教の思想から成立した神で、仏教と習合して平安時代日本に伝来し、日本において奪衣婆が追加された。


 
  十王像は、中世、近世を通じて各地で造立されているが、多くは散逸し完全な姿で残されているものは少ないという。


  城光院には11体全部と、人頭杙(檀荼幢=角柱上に人頭を掲げた形をしている閻魔庁の標識)、浄玻璃鏡(地獄の閻魔王庁で亡者の生前における善悪の所業を映し出すという鏡)と共に完全な姿で残されている。
 ← 人頭杙と奪衣婆だろうか

    ↑ 城光院の石造庚申塔

 ← 城光院、境内の石仏群。


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