石仏に会いに・・ 当尾(とおの)石仏巡り ②  

 
 
場 所 京都府木津川市加茂町
 訪問日  2013年5月16日
 コメント
 当尾の石仏巡り②です。

⑧「大門石仏群」以降の紹介です。
なお、⑬以降は、車でまわりました。


  ← 大門石仏群



  大門の阿弥陀寺跡や鎮守社近くの
  現石像群近くにあったせきぶつ、石
  塔などを集めて安置し直したもの。




 ← 奥の方へ回り込んで撮りました。









 ↓ 大門石仏群の石仏たち



  ← 穴薬師の祠




 ↑ 祠の中の仏さま

 

 ← ⑩首切地蔵は、消防屯所の裏手
    に祀られています。



  ← 左端が首切地蔵です。


   当尾の在銘石仏では、最古のもの。
   名前の由来は、首が深く切れ込ん
   でいるからとも、或いは処刑場に
   あったからともいわれています。
 ←(左) 首切地蔵



 ← ↓ 阿弥陀石仏




 ← ⑪藪の中三尊



 向かって左端に一体だけ、浄瑠璃寺
 の方を向いておられるのが、「阿弥陀
 如来座像」。
 こちらを向いた二体は、「地蔵菩薩」と
 「十一面観世音菩薩」です。
 いずれもかなり厚肉彫りで、1262年(弘
 長2年)、鎌倉時代の中頃の作です。

    ↑ 阿弥陀如来座像

    ↑ 地蔵菩薩立像

    ↑ 十一面観世音菩薩立像
 ← ⑫ カラスの壷二尊


  ひとつの巨石に、阿弥陀様とお地蔵
  様が、彫る面を違えて彫られていま
  す。


 ← 阿弥陀如来座像が見えます。

   
 ← この角度から見ると、両方一度に
   見られます。


   お地蔵様は、影に隠れています。
 
 ← 阿弥陀如来座像
  
   康永2年(1343)作。




 ↑ 地蔵菩薩立像 康永2年(1343)作。



 ⑫カラスの壷から、浄瑠璃寺手前にあ
  る「水飲み地蔵」を目指した。
  山道を南の方へ(ルート図参照)行っ
  てみたが、草が生い茂り、とても行け
  なかった。
  仕方なく、車道へ出て、駐車している
  浄瑠璃寺そばの空き地へ行った。

  車に乗って、浄瑠璃寺から残りを巡
  回する。
 ← ⑬六体地蔵

   竹藪の中に祀られています

 「一龕(いちがん)六体地蔵石仏」で、
 1つの石龕(せきがん、石の厨子)に
 六体揃って彫られているのは珍しい
 物だそうです。
 ミロクの辻道路脇に駐車して、弥勒の
 辻、一願不動、わらい仏をまわる。





 ← ⑭ミロクの辻弥勒線彫磨崖仏


 ← 線刻された弥勒磨崖仏 

    文永11年(1274)



 ← ⑮不動明王立像(一願不動)



  ちょっと怒っている様な厳めしい「不
  動明王立像」。

  竹と杉木立が生い茂る薄暗い藪の
  中の巨岩に彫られている。
  高さ約1.2mで、頭上に開花蓮を載
  せ、右手には棍棒を持ち、怒ってい
  る様な顔だけど何処となくユニーク
  な面持ちです。

 


← 木漏れ日が当たって、ちょっと見にくい




  このお不動さんは、1つだけ、一心に
 お願いすれば、その願いを叶えて下
 さるので、「一願不動」とも呼ばれ、何
 時行ってもお花や供物が絶えないと
 のことです。
 ← ⑯わらい仏



 この道のハイライト、当尾の里でも一
 押しのの石仏、「笑い仏」。
 大きな岩を頭上に乗せた様な格好で
 、押し潰されそうに見えます。

 それでも700年間、一時も微笑みを
 絶やさず、穏やかな顔の「阿弥陀如
 来三尊坐像」です。「微笑みの仏」と
 も呼ばれ、窪みを付けた岩の中に厚
 肉彫りされ、何とも言えず親しみを感
 じてしまうほど可愛らしい仏様です。

 ←  やわらかい微笑みで、あたたか
    く迎えてくれる阿弥陀如来様。




 ↑ 勢至菩薩(せいしぼさつ)坐像

   ↑ 中尊 阿弥陀如来座像

   ↑ 観音(かんのん)菩薩坐像
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