石仏に会いに・・ 函館山三十三観音(1)  

 
 
場 所 北海道函館市青柳町6-12
 訪問日  2012年8月27日
 コメント  世界三大夜景のひとつに数えられる函館山。
軍事要塞跡と共に、西国三十三観音を模して造られた三十三観音巡りの魅力もあります。


← 函館山三十三観音巡り
  「旧登山道コース」出発点となる、
  函館山管理事務所の地図。




 下の地図は、コース内の案内看板を元に、
私が、フォトショップで作成したものです。

  
   

← 函館山管理事務所駐車場に、車を置いて三十三観音巡りを開始。


(上) 登山口は、駐車場のすぐ脇にある。

   


「第一番」は、見落としてしまい最後になった。


旧登山道を上がっていくと、すぐ、自動車道に出る。
この自動車道を、50mほど下がっていくと、車道の脇に、「一番」がある。










   第2番   紀三井山金剛宝寺
     (紀三井寺)   

 
古郷をはるばるここに、紀三井寺花の都も近くなるらん



   第3番   風猛山粉河寺 
   
父母の恵みも深き、粉河寺(こかはでら)仏の誓ひ頼母しの身や


     (左) 第4番   槇尾山施福寺 
   
深山路や檜原松原わけゆけば、槇の尾寺に駒ぞ勇める



(右) 野鳥観察小屋
   
    相当、荒れ果てている
  第5番   紫雲山葛井寺  
  
まゐるより頼みをかくる藤井寺、花のうてなに紫の雲



 
   


第6番  壺阪山南法華寺(壺阪寺)   
 
岩をたて水をたたえて壷坂の、庭の真砂も浄土なるらん



   

第7番   東光山龍蓋寺(岡寺) 
   
けさ見れば、露岡寺の庭の苔さながら瑠璃の光なりけり



   第8番   豊山長谷寺(はせでら)   
 
いく度も、参る心は初瀬寺山も、誓も深き谷川


   第9番   興福寺南円堂
   
 
春の日は南円堂にかがやきて、三笠の山に晴るるうす雲

   


第10番   明星山三室戸寺  
  

夜もすがら月を三室戸わけゆけば、宇治の川瀬に立つは白波

   第11番   深雪山上醍醐寺 

   
逆縁ももらさで救う願なれば、准胝堂は頼もしきかな


 
   ↑ 山道から函館の街が、きれいに見える。









第12番   岩間山正法寺(岩間寺)   
 
水上はいづくなるらん岩間寺、岸うつ波は松風の音



   第13番   石光山石山寺 

   
後の世を願う心はかろくとも、仏の誓ひおもき石山


   


第14番   長等山園城寺(三井寺)観音堂   

 
出で入るや波間の月も三井寺の鐘のひびきにあくる湖

   


第15番   新那智山観音寺   
 
昔より立つともしらぬ、今熊野仏の誓ひあらたなりけり


   第16番   音羽山清水寺 

   
松風や音羽の滝の清水をむすぶ心は涼しかるらん


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