石仏・道祖神に会いに・・ 長岡市の石仏②(旧栃尾市)  


  ↑ 旧栃尾市と長岡市を結ぶ、森立峠の旧街道に面して建っている。
 
場 所 新潟県長岡市(旧栃尾市)
 訪問日  2015年10月5日、17日
 コメント  

 栃尾には、いたるところに石仏や道祖神があります。
 
 第2回目は、前回の北部、

 ・森立峠の見送り地蔵
 ・観音寺の薬師三尊
 ・中の滝の不動明王 
 ・ほだれ大神の道祖神

 の4ヶ所を巡ります。



  ○ 森立峠の見送り地蔵

    長岡市西片貝町(旧栃尾市)

 




  
  
  
 



 ← ↑ 線彫りの延命地蔵

    柔和で切れ長の目が、峠を越える
    旅人をいつまでも見送っているよう
    にみえることから「見送り地蔵」とい
    われるようになった。

    建立年は不明。 高さは、2.6m
 
 ○ 観音寺の薬師三尊

    長岡市一之貝
 


 ← 境内の大木の根元に、薬師三尊

   高さ30cmほどで、ひっそり鎮座して
   いる。

 

 ←↑ 薬師三尊
    (左側は日光菩薩、右は月光菩薩)
 
  ○ 中の滝の不動明王

    長岡市田之口




 ↑ 鳥居をくぐっていくと古ぼけたお堂が
   あり、脇の小さな川を遡ると滝がある





 ← ご覧のとおりで、側にはいけない。

   矢印が、線彫りの不動明王です。


 



 ← ↑ 不動明王像


   燃え盛る炎を背に、右手には煩悩を
   断ち切る宝剣を、左手には仏の教え
   に背く者を縛る縄を持っている。

   入口の大きな赤い鳥居は立派だが、
   お堂の付近は訪れる人もなく、荒れ
   放題の惨状で、望遠レンズでどうにか
   撮れました。

  ○ ほだれ大神の道祖神

    長岡市下来伝




 ← 推定樹齢800年、周囲8.3mの大杉。
   女陰形亀裂があり。女杉とされる。

 

 ← ↑ 祠の周りには、沢山の道祖神。
 
  ↑ 祠の中のご神体、ほだれ様。巨大!
 

  女杉の隣には、かって男杉があった。
 江戸末期、暴風で男杉が倒れてから女杉が村人に祟り、男たちが早死にするようになった。
 占い師にお伺いをしたところ、「男根形のものを奉納して、お祈りをすればよい」とのお告げであった。
 早速、男根形のものを奉納したら、男たちの早死にがぴたりと止んだという。

 ”ほだれ”とは、稲穂の先が垂れる形に由来する言葉で、農耕の実りを表す。

 毎年3月第2日曜日には、ここで「ほだれ祭が開催される。
 栃尾に嫁いできた初嫁が、神輿に乗った御神体にまたがり、これを村の男衆が担いで 村内を練り歩いて五穀豊穣と子宝・安産を 願うそうです。
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